おおきに
結構です(断り)
基本の意味は「ありがとう」です。誘いへの返答として使われた場面で、話を閉じる・辞退するはたらきになることがある、という記述に基づいています。語そのものが断りを意味するわけではありません。
ここに示した本音は、その場面での解釈です。 語そのものに固定の意味があるわけではなく、 同じ言い方が字義どおりに使われることもあります。 意図が確定しない理由もあわせてご覧ください。
- 意図
- 断りたい
- 場面
- 誘いや勧めを受けたとき
- 系統
- 町方
- 角の立ちにくさ
解説
本来は礼を述べる語で、現在も日常的に感謝の意味で使われる。一方で、誘いに対する返答として用いられた場合には辞退の含みになる、という説明がある。語そのものに拒絶の意味があるのではなく、場面が意味を決める形である。
実在性の判定
記録として存在するか
「おおきに」という語そのものは多くの資料に載っている。ただしここで問題にしているのは【断りとして使われる用法】で、これを記載している資料は、確認できた範囲では京都市観光協会の記事1件だけである。他の語彙資料はいずれも「ありがとう」の意としてのみ記載している。説が分かれているのではなく、比べる相手がいない状態。
実際に使われるか
感謝と辞退のどちらであるかは場面と語調に依存し、語そのものが断りを意味するわけではない。断りの含みで用いられる場面があるという記述はあるが、それがどの程度一般的かを示す資料は得られていない。
この2つは別の問いです。判定の基準は編集方針に公開しています。
異論・反証
辞退の含みを述べているのは京都市観光協会の記事(S2/N1)のみ。他の語彙資料はいずれも「ありがとう」の意としてのみ記載しており、断りの用法には触れていない。
出典
記録としての裏づけに使った資料です。
- 京都観光Naviぷらす「奥深い京ことばの謎」京都市観光協会